ドイツのハロウィーンを思いがけない形で初体験。
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結論:10月31日はバッグにお菓子を仕込んでおくべし
2022年10月31日のドイツ ハンブルク。
この時期にしてはかなり珍しい暖かな陽気をエンジョイすべく、妻と散歩へ繰り出す。
自宅を出て歩きだしてからものの30秒。前からお姫様がトテトテ歩いてくるではないか。
“Entschuldigen, Süß oder Sauer!
(すみません!トリックオアトリート!)”
なんて可愛らしい脅し文句なんだろうか…!
ここ数年毎年ニュースで取り上げられているスクランブル交差点の仮装行列とは一線を画した純真無垢な笑顔だ。こっちまで朗(ほが)らかになる。孫を見るおばあちゃんみたいな気持ちだ。
しかし残酷ながら目の前の天使に言わなければならないことがある。
私は今お菓子を持っていないのだ。
正直今日がハロウィンだなんて忘れていた。それに日本にいたときはお菓子をねだっている子供なんて見かけなかったし、自分が子供の頃もそんな経験はしなかった。
悔しさと申し訳無さから奥歯を噛みしめる私。
「ごめんね、今は何も持ってないんだ。でも楽しんでね!」と答える妻。
来年こそは鞄を含めた全ポケットにお菓子を仕込んで出かけよう…。
ーー次回のハロウィンまで あと365日ーー
【余談】
妻から聞いた話だが、ドイツでは子供がチャイムを鳴らしても誰も出ない場合は生卵を玄関に投げつけられることもあるそう。
前言撤回。やはりハロウィンは恐ろしい祭だ。
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